トピックスTOPICS

裁量と責任

カウテレビジョンは若手の裁量が大きい環境です。一方で、裁量には相応の責任が伴います。私はカウテレビジョンらしさを「裁量と責任」という観点からここに記します。

私自身の経験の中でも裁量の大きさを感じることは度々ありました。例えば、大学約50校との一人面談、パートディレクターデビューで対馬ロケ、大学の授業に登壇…など枚挙に暇がありません。その中で「裁量と責任」を象徴するエピソードとして、最も相応しいと感じているものが、入社して1ヶ月後に務めたオンライン合説のMCでした。このエピソードを通じて、挑戦できる環境の楽しさ(裁量)と背負っている仕事の意義(責任)について言及していきます。

ある朝の朝礼、合説のMC1名募集という共有があり、直感的に「やってみたい!」と感じました。ただ「さすがにルーキーは対象ではないよな」という気持ちもあり、及び腰ながらも「よろしければ私やります」と挑戦の意志を表明しました。すると真優子さんと千代島さんがその意志を汲んで下さり、ただし、条件として千代島さんによる審査で私にMC適正があれば任命いただけることとなりました。それから数日後に審査をしていただき、無事にMCの権利を獲得しました。正式に任命されてからは千代島さんをはじめ、ベテランMCの皆様に毎日練習にお付き合いいただいたのですが、この練習を通して、任せていただいた仕事の責任について知ることとなります。

オンライン合説のMCはただ原稿を読むだけの仕事ではありません。企業と学生を繋ぐカウテレビジョンがMCを務めることに意味があり、枠を買って登壇していただいている企業さんの30分間と学生たちが自分の就職先を探す一日を有意義な時間にするための仕事です。さらに、福岡市から受託している仕事という点でも気が抜けません。そのため質疑応答の一つ一つや企業さんが説明されている際の態度、トーク中のテンションなど多くのことに気を使う必要があります。私は、これらのあり方とやり方についてMCへの挑戦を決めてから認識しました。当時の私の心境として、想像以上に責任ある仕事に手を挙げていたことに、見切り発車過ぎたか?という思いを少々持ちつつ、同時に、任せていただいたことへの嬉しさ、やり遂げたいという熱意、それらを胸に練習に励みました。そうして責任を認識した上で、自身の裁量の中で臨んだオンライン合説は大きなトラブルに見舞われることもなく完遂しました。「自分で挑戦した」「責任ある仕事だった」というのがこの仕事をやりがいもって終えることができた要素だったと思います。

入社後まもなくして感じた、裁量によって楽しくやりがいをもって働くことが出来ること、責任によって仕事はさらにやりがいを得られること。加えて「任せてもらったからにはやり遂げる」という気持ちが育ちやすいことも含めてカウらしさだと思います。

 

余談ですが入社前、カウの二次オーディションにて私がプレゼンをした内容が「裁量と責任」というものでした。入社前に先輩方のエピソードで感じたことを、入社後に身をもって感じたというのは何とも感慨深いです。当コラムによって、この先も「裁量と責任」というカウらしさを感じ取っていただければ嬉しいです。

トピックス一覧へ戻る